
【綾瀬オリーブ山田農園】摘みたて搾りたてのエキストラバージンオリーブオイル
「アルベキーナ種」のオリーブオイルの美味しさに出会い
神奈川県綾瀬市でオリーブ栽培をスタート
神奈川県の中央に位置する綾瀬市。近郊農業や畜産が盛んな同市で、初めて「オリーブ」の栽培に着手したのが、山田農園です。
農園主の山田誠一さんは、定年を機に農業の道へ。元々家業は農家だったそうですが、ご自身は大手バス会社でドライバーを勤め上げました。
「セカンドライフを見据えた時に、両親が残した農地を何とか活用できないかと考えるようになりました。どうせやるなら、何か新しいことにチャレンジしたい」。そう思った山田さんは、あらゆる農作物についてじっくり調べ上げました。
基本的に自分一人である程度管理できるものでなければならないことから、まずは果樹栽培に絞りました。その中の選択肢として、同市ではまだ栽培例が無く、加工品として発展性も期待できる「オリーブ」に惹かれたといいます。
「まずは色々なオリーブオイルを取り寄せてみました。その中で、アルベキーナ種という種類だけを使用したオイルを味わった時、驚くほどおいしかった。これが自分の畑で作れたら最高だなと思いました。そこからオリーブ一筋です」(山田さん)
定年を迎える年、「農家の息子でも、農業に関しては素人同然。まずは基礎を学ばなければ」と、山田さんは1年間神奈川県の農業アカデミーで農業のいろはを学びました。さらに、オリーブ栽培が盛んな小豆島のオリーブ園へ農業研修に出向き、本場の栽培方法をしっかりと身につけられました。
綾瀬の恵まれた土壌と、穏やかな陽だまりの中で育ちました
綾瀬市を含む神奈川県に広がる土壌は、富士山や箱根連山の火山灰でできた「黒ボク土」。黒くてホクホクしいてることからその名が付いたように、ふかふかで柔らかい土。保水性や排水性に優れている特性が、オリーブの栽培に適しており、植物性の堆肥で栄養分を補ってあげることで、オリーブが喜ぶ土が出来上がります。
日照時間や降水量などの自然条件は、オリーブ栽培で有名な小豆島のようにはいかないそうですが、富士山が望める小高い場所にあるオリーブ園には太陽の光が燦々と降り注ぎ、鈴なりのオリーブたちがツヤツヤと輝いていました。「オリーブは環境に自ら適応していく性質があるため、栽培環境での心配はあまりありませんでした」(同)
2012年、初めは数本の苗木からスタートした山田さんのオリーブ園は、現在、8,000平米の農地に約20品種、約350本のオリーブの木が育つまでに大きくなりました。もちろん、山田さんが惚れ込んだ「アルベキーナ種」のオリーブもたくさん植えられています。オリーブ栽培を行っていることが少しずつ知られると、使われなくなってしまった「休耕地を使ってほしい」との要望が方々から上がり、次第に大きくなっていったそうです。
(▲アルベキーナ種。他の品種よりも粒が小さくまん丸に近い形)
おいしいオリーブオイルができるまで
摘みたてをその日に搾る、とってもフレッシュなオイルです
農作業は、1年を通して、山田さんを中心に、有志で集まった援農ボランティアさんとともに行われています。
冬、1月ごろより畑に堆肥をすき込み、今年の豊作を念頭に入念な土作りが行われます。
春の一大行事は、葉の剪定。風通しと日当たりを良くするために枝が混み合っているところを思い切って切り落とします。「枝の間をツバメが通り抜けられるくらい」が目安です。受粉は風媒(風による受粉)で、オリーブは花粉量が多く、その時期には畑の土が一面黄色くなるほど。興味深いことに、花は毎年必ず5月20日前後に咲き始めるそうです。春に咲いた花の20分の1が実になると言われており、春にどれだけ花が咲くかが「最初の勝負」といいます。
夏は草刈りと病気や害虫の予防対策に追われる日々。天敵のオリーブアナアキゾウムシは、オリーブの樹皮を食べるため、水と養分の通り道が遮断されて木が枯れる恐れがあるそうです。
(▲収穫から選定まで。写真右上は、手摘みの際に取りこぼしたものをキャッチするための傘。選定は目視で一粒一粒確認する骨の折れる作業)
秋は待ちに待った収穫期(9月下旬~11月上旬ごろ)。収穫作業はすべて手作業で行われ、10数名のボランティアさんが一粒一粒丁寧に摘み取っていきます。加工品のオリーブオイルは、摘み取ったその日に搾るのが鉄則。午前中に収穫したオリーブは、粒の選定作業を経て、午後にはもう搾油されます。出来上がったオイルは専用の容器に貯蔵し、出荷毎に瓶詰め作業を行うことで、いつでもフレッシュなオイルを提供することができます。
(▲搾油の様子。山田農園のオリーブオイルは、余計な手を加えず、搾ったまんまの” 生のジュース”。爽やかでフルーティーな香りが特長)
【2022年産】山田農園の新鮮なオリーブを使った加工品
【エキストラバージンオリーブオイル】
山田さんが惚れ込んだ「アルベキーナ種」のみで絞った「赤ラベル」、「ピクアル種」のみで絞った「白ラベル」(2022年登場)、複数の品種をオリジナルブレンドし、自家栽培のゆずの精油で香り付けした「黃ラベル ゆず風味」。「赤」はマイルドでフルーティーな香り、「白」は青々しい香りが特長。ゆずが香る「黃ラベル」もぜひお試しください。オイルの美味しさをそのまま味わっていただきたい逸品です。
サラダやカルパッチョはもちろん、山田さんのオススメは、味噌汁やうどんの汁にティースプーン1杯程度を加えたり、焼き魚に少し垂らす食べ方。
「オリーブを搾ったそのまま、余計な手を加えていない生のジュースなので、油として加熱用に使用するのではなく、ぜひ香りを楽しむ食べ方で味わってみてください。料理を邪魔しない、むしろ引き立てる”名脇役”となりますよ」(山田さん)。
【オリーブの新漬け】
オリーブが青いうちに収穫し、特製の調味液に漬け込んだ、塩味のオリーブ。ついつい手が伸びるおいしさです。ワインのお供にもぴったりです。
【刻みオリーブ】
オリーブの新漬けを細かく刻んで使い勝手良く仕上げた商品。サラダやパスタ、ピザ、カルパッチョ、など幅広い料理に重宝します。そのままパンやクラッカーに乗せて食べても美味!
【セミドライオリーブ】
完熟して黒く色づいたオリーブを自然乾燥でセミドライ加工に。そのままおつまみとして召し上がれる他、サラダやパスタ、サンドイッチ、マリネ、自家製パンの具材などにお使いいただけます。
山田農園のオリーブ加工品は、JAのわいわい市藤沢店、グリーンセンター綾瀬、海老名グリーンセンターなどで取り扱っています。
また、2019年には、17カ国が参加する国際オリーブオイルコンテスト「オリーブジャパン」で銀賞を受賞。山田さん自身は、オリーブオイルソムリエの資格も取得されました。
「まだまだこれからですが、賞をいただいたことで、一定の基準を満たしたオイルが作れているという自信に繋がりました。今後も試行錯誤を重ね、高品質でおいしいオリーブオイルを目指して参ります」(同)。
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2022年11月初摘 神奈川県綾瀬市産、手摘みオリーブ
【綾瀬オリーブ山田農園】摘みたて搾りたてのエキストラバージンオリーブオイル

神奈川県綾瀬市のオリーブ園「綾瀬オリーブ山田農園」で栽培されたオリーブを、収穫したその日に搾った、とってもフレッシュなオリーブオイルです。
農園主の山田さんが、美味しい!と惚れ込んだ「アルベキーナ種」を中心に、8,000平米の農地に20品種、約350本のオリーブを栽培されています。
収穫は、援農ボランティアさんの力もお借りし、すべて手作業で丁寧に行われています。
搾りたてのフレッシュな「エキストラバージンオリーブオイル」と、おつまみに最高な「オリーブの新漬け」「セミドライオリーブ」、料理に使い勝手の良い「刻みオリーブ」を取りそろえました。
フレッシュなオイルのフルーティーで爽やかな味わいをぜひご家庭で。贈り物にも喜ばれる逸品です。
商品名 | 【綾瀬オリーブ山田農園】摘みたて搾りたてのエキストラバージンオリーブオイル |
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送料 | 別途送料がかかります。 詳しくは購入ページでご確認ください。 常温便で、とことこ暮らしより発送いたします。 |
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