鎌倉のお米専門店「笹屋」厳選のおいしいお米、精米したてをお届け！

鎌倉市由比ガ浜に店を構えるお米の専門店「笹屋」。店主が厳選した、農家さん達が自信を持って提供する米だけを仕入れる、いわば“お米のセレクトショップ”です。
どこでも買えるのがお米。でも笹屋さんのお米は、笹屋さんでしか買えないお米なんです。
1粒1粒に、関わる人皆の思いが詰まった特別なお米を、なんととことこ暮らしでご紹介させてもらえることになりました！

庶民的な米屋から、特別なブランド米専門店へ。
転機は一人の米農家さんとの出会い

「笹屋」は創業106年。現オーナー・木村聡さんは5代目です。
店内でまず目に入るのは、クラフト紙の袋に入れられ、整然と並ぶお米。それぞれにブランド名、生産者、特徴などを明記したラベルを貼られています。
現段階ではすべて玄米。可能な限り鮮度の高いお米を提供するため、注文を受けてから精米を行っています。
どれほど「お米を売る」ということを真摯に考えているかが一目で垣間見えるような同店ですが、このような形式になったのは木村さんの代からなのだとか。
とあるきっかけにより、笹屋はがらりと現在の姿に変貌したのです。

▲精米後の米は酸化が進むため、注文を受けてから精米することで極力酸化を防ぐのだとか。更に選別機で小米などを排除してより口当たりのよい米に。

「以前は業務用のお米なんかも取り扱う、むしろ“安いお米専門店”だった」と木村さん。
そんな“旧”笹屋さんに、ある日飛び込みで訪れたのが、ブランド米「おやじの米」の生産者「鈴木農園企画」の先代・故鈴木紀生さんでした。

「うちの米を食べてみて、おいしいと思ったら取り扱って欲しい」と切り出された木村さん。
鈴木さんはTVでおなじみの芸人・ウド鈴木さんのお父さんでもあるため当時は「キャイ～ン米」と名付けられていた「おやじの米」を、実際に食べてみたところ「びっくりするくらいおいしい」と衝撃を受けたとか。

編集部で撮影用に炊き上げた「おやじの米」。一粒一粒がしっかりと存在感を発揮するうま味と、後味に残る深い甘味が印象的！

「特に感動したのが『冷めてからがおいしい』こと。一般的に、リーズナブルなお米でも炊き立ては香りがよくおいしいけれど、冷めると食味が落ちるものです。ところが鈴木さんのお米は冷めてから甘味、うま味が増して味が一層際立っていました」

また、鈴木さんの「米は1年に1回しか作れない。私ももう70代になるがたった50回しか作っていない。だから1回1回がとても大事」という言葉の重みに深く感銘を受けた木村さんは、「おやじの米」をはじめとする、農家さんの思いの詰まった「本当においしいお米」だけを取り扱う専門店として舵を切ったのだそうです。

「始めは、これまでの業態も残していこうかとも思いました。これまでの常連さんもいらっしゃったし、本当にがらりと変えてしまうのは覚悟がいることでした。
ただ、1年に1度の収穫のために心血を注ぐ米農家さんたちの思いをきちんと伝えるお店にするため、中途半端な事はできない、と全面リニューアルを決意したんです」

新生笹屋を育てる15年。
地道に培った「信頼」が土台に

「最初は、全然売れなかった」と、木村さん。
「どうして安いお米が無いの？」と戸惑いの声も少なくなく、値段には相応の価値があることを中々伝えきることができなかったそうです。

それでも、直接農家さんと会い、米の味をしっかり吟味した上で、何を扱うか、どれだけの値段にするかを交渉を重ねて決めていくなど、店頭に並ぶ商品に一切の妥協をしない姿勢を貫くこと15年。
「笹屋さんは、うちの米を理解して置いてくれる。だから下手なお米は出せない」
「笹屋さんで買えば必ずおいしい。贈り物にしても間違いないものを届けてくれるので安心」
実直な積み重ねで、今では生産者、消費者双方から信頼を得るようになりました。

「『この間のお米、おいしかったよ』と言っていただけるのが何よりうれしい。お客様には農家さん達がおいしく作るためにどれだけ工夫・努力しているか、その背景まで知っていただけるように。お客様がお米から受けた感動や作ってくれた感謝は、農家さんに届け返したい。今日本では若い世代に“お米離れ”が進んでおり、生産者側でも後継者不足が深刻な問題になっています。うちが生産者と消費者の架け橋となることで、少しでも、お米の未来に繋がることを願っています」

とことこ暮らしがご紹介する笹屋のお米セレクション。
ご自宅にも、贈り物にも絶対オススメ！

「まずは食べてみて欲しい」のは「特別栽培米 笹屋のお米」。無農薬のコシヒカリを同店オリジナルの配合でブレンドしているブレンド米です。
「ブレンド米」という響きに、単銘柄の米より一段劣るイメージを持つ方もいるかもしれませんが、むしろブレンドすることでよりおいしさを引き出すのが目的なのだとか。
お米そのものは淡く繊細な味わいのため、肥料の配合によっても微細に変化し、単銘柄を厳密に味わうとわずかに味のクセというか、“カド”のようなものがあるのだとか。これをバランスよくブレンドすることで口当たりがよくなり、甘味を引き立たせることができるのだそう。
究極なまでに食味を追求した、笹屋さんの目利きの粋を味わうようなお米です。

「おやじの米」もまた、今も変わらず、笹屋さんの主力商品。
化学肥料や農薬の使用を制限し(※詳しくは商品説明参照)、丁寧な土作りによる安全でおいしい米づくりを徹底しています。
「無農薬、無化学肥料で作るのは極端な話、誰でもできるし、だからお米がおいしくなるわけでもない。その上で、美味しくするのがプロの腕」とは、かつての鈴木さんの言。すべてのきっかけとなった“冷めてもおいしい”感動の一口をぜひ一度体感ください。

更に、「特別栽培米 皇室献上米 こしひかり」もご提供いただきました！ 独自の有機肥料にコラーゲンを入れて、化学肥料は一切使わずに作られたお米。しっかりしたねばり、安定したうま味が特徴です。
毎年厳しい審査を経て選ばれているプレミアムなお米は、お世話になった方や、お祝い事の際の贈り物にも喜ばれること間違いなしです。

もちろん、すべてご注文を受けてから精米してのお届けです。
ちょっと贅沢な、本当においしいお米でいつもの食事を特別な時間にしてみませんか？