島次郎農園　旬の野菜セット

茅ヶ崎の里山から、旬の野菜をお届け
島次郎農園の無農薬野菜セット

茅ヶ崎市芹沢の里山で無農薬・無化学肥料の野菜づくりに勤しむ島次郎農園。
一瞬小ぶりの大根と間違えるほど薄黄色をした大きい人参は、見た目からは想像できないほどに甘く、吸い込まれるような深緑色をしたブロッコリーは苦みがなく、自然本来の甘みを感じられます。
人、虫、草木、動物が共存できる畑を作りたいという原点から、安心、安全のためだけではない有機農法にこだわった旬の野菜作りに励んでいます。丹精込めて大切に育てられた旬の野菜6~8種を詰め合わせてお届けします。2,400坪の敷地で、里山の太陽をたっぷり浴びて育った野菜のおいしさを味わってください。

出荷作業を手伝う仲間たちに囲まれて、新規就農から8年目
島次郎農園代表　豊島亮太さん

この笑顔はどこから来るものだろう、という第一印象を受ける島次郎農園代表・豊島亮太さん。
無農薬、無化学肥料栽培にこだわり8年目。自身は農業を定職とすることなど、子どものころは考えも及ばなかったそうですが、学生の時分にアルバイトをした経験からその魅力に取りつかれたといいます。
「一年中、野菜がいい状態でお客さまの手元に届くよう育て、出荷することがモチベーションとなっています」と言います。

週1回程度、お手伝いに来てくれるスタッフは農家さんではなく、同農園のファンでのあるボランティアの方たち。子どもたちが、ささっと軍手で土をぬぐってもらった収穫仕立てのニンジンをほうばっているのを見かけました。なかなか手に入らない、最高のおやつです！

「一人で野菜を作っているのではなく、いろいろな方々の手を借りて助けられています。それは、実際に野菜を食べる方々にはわからないこと。そういうことがすごいなあって。」
自身の野菜の魅力を教えてもらうと、返ってきた言葉。
気の置けない仲間に囲まれて、自分の仕事に心から満足する。これが笑顔の元なのだと腑に落ちました。

朝市でも人気！
農業の楽しさを地元から発信

海やサーフィンのイメージが先行する茅ヶ崎ですが、農園のある里山は春の風が吹き抜け、ゆったりとした時間が流れています。
今の販売形態は土曜日に茅ヶ崎公園野球場で開催されている海辺の朝市など、週の出荷数は決して多くなく、販路は広くありません。それは、新規に事業を拡大するだけではなく、既存のお付き合いを大切にしていきたいという豊島さんの思いがあるようです。
実際、朝市にお邪魔すると島次郎農園を目指してやってくる常連のお客さまが多いことに気付きます。毎週来場している40代の女性は「オーガニックだから人気あるんですよ」と話す。
丁寧な接客と深々とお辞儀をする姿を見ているうちに、飛ぶように野菜が売れていきました。

都市近郊農業は課題も多く、一般の人が農家になるためのハードルが高いのが現実です。
「一次産業は絶対になくならない。そのことに希望や可能性を見い出せたとしたら、最高の職業」と力強く語る豊島さん。これから農業を目指す人たちに自信を持って届けたいメッセージだと思いました。

※写真のセットはこの日(4/2)、収穫されたブロッコリー、
カブ、ニンジン、キャベツ、ネギ、ホウレンソウ、のらぼう菜