大磯に花のアトリエを構える「etela(エテラ)」の、グリーンの香りに癒されるリースや、旬の花々を楽しむブーケ。
旬の草花にこだわり、一つひとつが手作り。シックな佇まいながら、華やかさも備えた美しい作品が、暮らしに彩りを与えてくれます。

草花で季節を感じてもらいたい
暮らしと人に寄り添う花をお届け

「etelä」はフィンランド語で「南」。オーナー・小鮒恵美(こふな・えみ)さん曰く「語感が気に入って付けた屋号」ということですが、海の町である大磯で生まれ育ち、静かな実家のアトリエでオーダーメインの制作を行っている小鮒さんのイメージにもぴったりです。

自宅用の飾りから、ウェディングやお悔やみのブーケ、リースまで用途に応じて一つひとつ、お客さまに出来るだけ寄り添うものになるよう制作にあたります。花材は自身の目で選んだ季節の草花を使い、二つとないものが出来上がります。

リースを制作する小鮒さん

「etela」の一番の魅力は、作品に通底する小鮒さん独自の感性そのものです。
どんなシーンでも馴染むシックな佇まいながらも花々がそれぞれ引き立ち、人の目を引く華やかさも備えた美しい作品が、数多くのファンの心をとらえています。
Instagramの写真を一目見て、オーダーを決めたというお客様も。
そしてリピーターさんは色もデザインも「お任せ」というリクエストが殆どだそうです。
一度「etela」の商品をプレゼントでもらった方からの、「今度は自分用に」「家族や友人に贈りたい」との要望も多いのだとか。

作品に使用する花材は、制作直前に仕入れに行きます。
旬の草花を使用することで「草花を通して季節を感じてもらいたい」と小鮒さん。産地は近隣の茅ヶ崎、寒川、平塚、秦野など、出来るだけ神奈川県産のものを意識しているそうです。近隣で生産されている花を手に取ることは、お客さまに新鮮さをお届けできる喜びもあるからだと言います。
季節ごとに開催しているリース作りのワークショップでは、生産地の様子や花の育ち方、生産者の思いや苦労などを参加者の方々に伝えるようにしているとか。

「日々のリース作りでも、講師を務めさせていただく際でも、生産者さんと実際に花を手にするお客さまを繋げていくことを目標としています。それが感謝の気持ちを還元することにもなるからです」。(小鮒さん)

地元の交流が楽しい「大磯市」にも出店
仕事の幅が広がり、ウエディングの提案も

大磯の漁港で月1回開催される「大磯市」。地元の方々はもちろん、遠方からも多くの来場者が訪れる人気のイベントです。ここでの「etela」さんはリーズナブルなブーケやスワッグなどを中心に、ドライと生花を販売しています。
「この朝市を通してご縁ができたお客さまや出店者の方とつながっていくことで、ますます世界が広がっていく感覚です」と小鮒さん。
今では、ワークショップの講師として神奈川県内外を飛び回る日々です。

更に小鮒さんはウェディングブーケや会場装花、ウェルカムボード、ご両親への花束などを制作しているそうです。
また、「Olive Wedding」のスタッフの一員として、ウェディングパーティーやフォトウェディングの提案もしています。西湘エリアでアットホームなウェディングを希望している方たちへ向けた、アンティーク調の花に囲まれて祝福される心のこもったパーティーも「etela」さんならではのプロデュースです。

可憐な存在感で空間になじむ季節替わりのリース
草花本来の生き生きとした質感と色彩を楽しむブーケ

季節のブーケは、「花はそっと人の心に寄り添い、穏やかな気持ちにしてくれる。贈り物にも、自分用にも、etelaの花を飾ることで、日常の中でのストレスや不安を少し和らげてもらえたら」との思いから、小鮒さんが提案してくださったもの。たくさんの花を束ねたブーケをお届けします。

生花の持つ生命感溢れる質感と色彩、その香りに包まれることが醍醐味といえるでしょう。何よりも「お花が自分に届いた」という特別感が気持ちを高揚させてくれます。

リースは季節ごとに出回るグリーン、花、実物（みもの）、枝物をテーマに制作。完全にドライになった花材ではなく、生花から組み、フレッシュな状態でお手元にお届けします。
時間の経過とともに風合いが変化し、ドライフラワーになっていく過程をお楽しみください。

※現在、花材の供給が安定しないため月替わりのリースは販売をお休みさせていただいております。

▲制作したてのリース(写真右)と、風通しの良い場所で約1年飾っていたリース(写真左)。奇麗に色が落ち、また別の美しさに。