【コッコパラダイス】平飼いの鶏が産む有精卵 ＆ ～奇跡のハーブ～ ホーリーバジル

「鶏の楽園　コッコパラダイス」 開墾までのあゆみ

神奈川県中郡二宮町。西湘と呼ばれているこの地域は、海・山・川に囲まれて豊かな自然が広がり、温暖な気候に恵まれています。
マイナスイオンに包まれた丘陵で、のびのびと育っているコッコパラダイスの鶏とホーリーバジル。
手塩にかけて育てるのは卵ソムリエでオーガニックファーマーでもある末永郁さん（写真右）と川尻哲郎（同左）さんです。

脱サラをして有機農業が盛んなこの地に移住した３年前。
当初は就農を希望していた永末さんと川尻さんですが、自然養鶏を行っていた方との出会いにより、「鶏を育てる」という選択肢を見出しました。
住宅地から離れた二宮町と中井町の丘陵にある耕作放棄地を自ら開墾し、鶏舎を設立。
ひよこ３０羽から養鶏をスタートしました。

「鶏の楽園　コッコパラダイスの有精卵」

現在、卵ソムリエの二人が手作りした鶏舎で生活している鶏は約４００羽。

ゴトウもみじ（茶色　岐阜県の古来種）・ゴトウさくら（白い羽に赤い鶏冠）

烏骨鶏（顔が黒くて、羽毛が白）

アローカナ（白い方）

のびのびと生活を送るコッコたち

コッコパラダイスでは平飼い（ひらがい）と言って、鶏舎内の平たい地面に鶏を放す方法で育てています。（一般的な養鶏は小さなケージに鶏が何羽も詰め込まれた状態で飼育されます。）
元々、鶏は羽の手入れのために砂浴びをし、地面をつつき、走り回り、寝転がって休み、狭い巣に隠れて産卵をするという生活をするそうです。
コッコパラダイスでは、鶏にとって「あたりまえ」の日常が送れるように環境を整備しました。
広い鶏舎一面に地域の材木店から出た廃材（ウッドチップ）を敷き詰め、手作りの産卵箱や止まり木を設置することで、コッコたちはのびのびと快適な生活を送っているのです。

身体に優しいコッコたちのご飯

コッコパラダイスの鶏は、
・茅ヶ崎の酒蔵「熊澤酒造」の湘南ビールのモルト粕
・秦野の豆腐店「みかわや」のおから
・近隣の小学校給食で出た野菜くず
など、地元商店の廃棄対象となりながらも高栄養価な食料や、
・自社農園の無農薬野菜や鶏舎の周りに生えている野草を食べています。
本来ならば廃棄される食材もコッコたちの餌になることで無駄になることはありません。
そして、生産者の顔が見える安心・安全な食料のみ食べているので健やかに育ちます。
（抗生物質などの薬はいっさい摂取していません。）

コッコたちが産む「有精卵」

コッコパラダイスの鶏舎では雄と雌が同居しています。
それは本来、鶏は群れで暮らす生き物だからです。雄は外敵から皆を守り、雄がいることで雌同士のケンカが減り安定した生活が送れるといいます。
コッコパラダイスでは自然な姿で生活を営む鶏たちが産む有精卵に価値を見出し、提供することをモットーとしています。

狭いところで卵を産む習性がある鶏は、自然と鶏舎の端にある「産卵箱」で卵を産むそうです。２日に１個ほどのペースで日の出から正午にかけて産卵。コッコパラダイスでは自然の流れに任せて産卵するため、卵の数は季節によって左右され、大きさも色もまばらです。

烏骨鶏の有精卵を割ると、ぷっくり膨らみレモンのような黄色をした黄身と、こんもり盛り上がった透明感のある白身が姿を現します。見た目でも美味しさが伝わってきます。

「先ずは、卵本来の味を感じられる卵かけご飯を調味料をかけずに召し上がってほしいです。」と、卵ソムリエの２人は教えてくださいました。
ご飯に絡んだ卵はすっきりと上品な味わいで、スーっと口の中に溶け込んでいきます。
癖が全く無く、素材の味を堪能できる有精卵です。

「二宮町から新たなる発信 ～奇跡のハーブ～ ホーリーバジルティー」

オーガニックファーマーの二人が二宮町から新たに発信する「～奇跡のハーブ～ ホーリーバジルティー」
トゥルーシーと呼ばれる品種で、お茶に料理に何にでも合わせることができます。

「ホーリーバジル」はシソ科メボウキ属で、スパイシーな刺激の中にミントのような清涼感が広がるハーブです。
「体調を整える・ストレスに対して抵抗力を高める・副作用がない」という3つの条件をもった「アダプトゲン」と呼ばれるホーリーバジルは「奇跡のメディカルハーブ」と言われ、期待できる効用は多岐に渡ります。

• 食欲と消化を促進させる
• 芳香によるリラクゼーション効果に優れる
• 口にすることで、免疫力を高める
• 悪臭を除去し空気を浄化する

このように万能ながらも市場に出回ることが少ない「ホーリーバジル」が温暖な二宮町での栽培に適していることに目をつけ、「身近な存在となって日常生活に取り入れてほしい」との思いから栽培を始めたそうです。
栽培の際に使う肥料は、地元コーヒーショップから出たコーヒーかすで作られた「発酵有機堆肥」。
豊かな土壌で有機栽培した「ホーリーバジル」は香り高く、濃厚な味わいになります。
乾燥茶葉はハーブティーや炭酸水で割ったドリンクに、生葉はガパオライス（本場ではホーリーバジルを使うそうです）、ペースト状にしてパスタや料理のソースとして、何にでも使える便利さを持ち合わせた万能ハーブです。（生葉は収穫期6～10月頃の限定販売となります）

ホーリーバジル生葉の取り扱いをスタート!
（2021年の販売は10月15日まで！この時期にお楽しみいただける新鮮なホーリーバジルをぜひご賞味ください）

ホーリーバジルの収穫は６月から始まります。
旬であるこの時期にだけお楽しみいただけるホーリーバジルの生葉は、火を通すと独特の香りが立ちとても美味しいハーブです。

加熱することで独特の風味が生まれるという特性もあるため、タイ料理の定番「ガパオライス」はもちろんのこと、ペースト状にして料理のソース・豊かな香りを生かした香草焼きや炒め物など、普段の料理のアクセントとしてもお楽しみいただけます。

また、生葉を入れて熱湯を注ぐだけでも香り高いフレッシュハーブティーとして美味しくお召し上がりいただけます。

ホーリーバジルの生葉は２種類

　①オオヤトゥルシー／日本では一番ポピュラーなタイプ。穂がとても良い香りを放ちます。料理にお茶に何にでも合います。

　②カプール／原種に近いタイプ。甘い香りが特徴で、お茶の他に、スイーツへの利用がおすすめです。

コッコパラダイスがつくる地球・地域・人にやさしい養鶏と農業

コッコパラダイスでは、鶏の飼育やハーブの栽培に地域の廃棄物を活用することで無駄を出さない環境型農業に取り組んでいます。地球や地域そして人に優しい“養鶏・農業の楽園”を築いているのです。
「安心・安全・美味しい」の三拍子そろったコッコパラダイスの恵みを是非ご賞味ください。