【湘南藤沢小麦】湘南の地粉~“小麦の香り”を“美味しさ”とご一緒に~
大正14年創業の老舗ベーカリーがはじめた小麦の栽培
~長後製パンのあゆみ~
「長後製パン株式会社」の創業は大正14(1925)年。
緑豊かな自然が残る藤沢市の北部「長後」エリアに製造工場と販売店舗(ロワール光月堂)を構えて95年になる歴史あるベーカリーです。
三代目の齋藤伸一さんを中心に
“日常に寄り添うパン作り”をモットーとして、「創業からの伝統の製法」と「現代の食生活・味覚に合わせた製法」を掛け合わせたパンを作り続けています。
地域に根差し愛されるその味は、地場産食材を販売するファーマーズマーケットや商業施設、神奈川県内の学校給食やホテル・病院で提供されるほどの信頼を集めています。
長年に渡りパンを作り続ける一途な思いは、原料である「小麦」の栽培を手掛け、オリジナルの地粉「湘南藤沢小麦」を製造するところまで広がっていきました。
※地粉とは:地元で収穫、製粉された国産小麦粉です。
~遊休地で湘南藤沢小麦「ユメシホウ」の栽培を開始~
藤沢市北部は人口増加にともなう宅地開発により、広大な農地が減少する一方で、耕作放棄地や遊休地として残ってしまった農地が問題となっていたそうです。
このような土地を「小麦」を栽培する事で有効活用ができないか?という思いを胸に、齋藤さんは2004年にプロジェクトを発起します。
既に「JAさがみ」でうどん用の小麦や相模在来の大豆を栽培していたグループ「さがみ地粉の会」の市内7農家の協力を得て、地域ボランティアと一緒に2009年より本格的にパン用小麦の栽培を開始しました。
小麦の品種は、湘南の温暖な土地での栽培に適していると言われる「ユメシホウ」を採用。
この品種はパン作りに必要な蛋白質含有量が高いと言われています。
わずか60kgの収穫から始まった活動は、2017年には10tを収穫するまでに成長しました。
収穫された小麦は、長後製パンの専用倉庫で「保管・熟成」の段階を経て小麦の香りと味を最大限に引き出した小麦粉に製粉されます。
こうして、メンバーが一丸となり、種まきから製粉までを手掛けた小麦は、オリジナルの地粉「湘南藤沢小麦」として完成します。
2021年度のオリジナル地粉
湘南藤沢小麦「ユメシホウ・ゆめかおりブレンド」の強力粉
齋藤さんを始めとする市内の7農家、地域ボランティアで栽培してきた「ユメシホウ」ですが、宅地開発や後継者不足などのあおりを受け、収穫量が減少してきています。
もともと生産量のほとんどを神奈川県内の商業・公共施設で使用するため、家庭用に提供できる量が僅かだったにも関わらず、今年は更に少なくなってしまったそうです。
希少価値の高い地粉の味を一人でも多くの方に楽しんでいただきたいと考えた齋藤さんは、湘南地域の秦野市で生産された小麦「ゆめかおり」をブレンドすることを考案しました。
「ゆめかおり」は、蛋白含量が多く、しっとりとした生地に仕上がるのでパン作りに適している小麦で、“やさしい風味”と“素朴な味わい”という特長も持ち合わせています。「ユメシホウ」と「ゆめかおり」、二つの小麦の持ち味が生かされたオリジナル地粉は、湘南藤沢小麦「ユメシホウ・ゆめかおりブレンド」として誕生しました。小麦粉は、ブレンドしたことによって少し茶色味がかった色をしています。
ご家庭でパンを作る場合には、使用する小麦粉の10%以下を「ユメシホウ・ゆめかおりブレンド」にすることで風味やもっちり感を味わえる生地ができるそうです。
ひと月に5袋の数量限定となりますが、ご家庭でオリジナル地粉 湘南藤沢小麦「ユメシホウ・ゆめかおりブレンド」の強力粉をお楽しみください。
「湘南藤沢小麦」 配合のラスクとあんぱん
食パンをラスクに。「湘南ラスク倶楽部」
湘南藤沢小麦を配合した食パンをキューブ型のひと口サイズにカット。「手軽に食べられる」「食パンそのものの味も楽しめる」ラスクです。
低温でじっくり時間をかけて焼くことで、サクッとした食感を引き出し、3種のフレーバーをパンの中までしっかりと染み込ませています。
「こまめに食べられるように」。
社長の心配りから、ひと口サイズで食べやすく、チャック付きの袋を使用して保存しやすいように工夫されています。
3種類を食べ比べてみるのも楽しいラスクです。
懐かしの味「湘南あんぱん」
「藤沢観光名産品」としてその味を認められている「湘南あんぱん」。
パン生地は湘南藤沢小麦を配合し、タマゴと牛乳をふんだんに使った、軽い口当たりのブリオッシュを使用。
その中に、上質な餡と甘さ控えめの生クリームが詰まっています。
どこか懐かしさを感じる味わいの逸品です。
餡の種類は小倉やずんだ、コーヒーなど6種類。
そのまま食べても美味しいのですが、「冷やして食べるのがおすすめですよ。」と齋藤さんが教えてくれました。
確かに! 冷やしたことでヒンヤリさっぱりとした甘さになった餡と生クリームが口の中に広がりました。
湘南産黒米を使用 サクサクな食感の「黒米サブレ」
長後製パンがある、藤沢市「長後」で古くから栽培されている黒米を使用して作られた「湘南藤沢黒米サブレ」。
その黒米を砕いて生地に練り込みました。
黒米は、ビタミン・ミネラルが豊富で、種皮の黒色がポリフェノールの一種であるアントシアニンを含んでおり、とても栄養価の高い食材としても知られています。
サブレは、フランス語で「砂をまいた、砂で覆われた」という意味があり、口当たりが似ていることから名付けられたとも言われています。
「黒米サブレ」はその名の通り、サクッと噛んだ瞬間にホロっと崩れる軽い食感。そして、砕かれた黒米の香ばしさが口いっぱいに広がります。
お土産に・いつものおやつにぴったりなサブレです。
三代目・齋藤伸一社長と長後製パンの願い
現在、長後製パンの代表を務めているのは三代目の齋藤伸一さん。
代々受け継がれるベーカリーに生まれた齋藤さんは、物心がつく頃には「後を継ぐのは自分」と決意し、家業を継いだそうです。
多くの方から愛されるパンを作り、愛する地元を盛り上げたいという気持ちが、地粉の栽培やパン教室開催などの活動に表れています。
多くの方と一緒に「日常に寄り添うパン」を作り続け、多く方に「日常に寄り添うパン」食べていただくことが、齋藤社長の願いなのです。
風土に根ざした長後製パンの「湘南藤沢小麦」。
三代目の小麦を愛する思いを、“美味しさ”と一緒にお届けします。
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長後製パン株式会社
【湘南藤沢小麦】湘南の地粉~“小麦の香り”を“美味しさ”とご一緒に~
大正14年創業の歴史あるベーカリー「長後製パン」。
“日常に寄り添うパン作り“をモットーとして、「創業からの伝統の製法」と「現代の食生活・味覚に合わせた製法」を掛け合わせたパンを作り続けています。
老舗ベーカリーが湘南藤沢で種まきから製粉までを手掛けたオリジナルの小麦「湘南藤沢小麦」と、湘南藤沢小麦を配合して作られた「湘南あんぱん」と「湘南ラスク倶楽部」。そして、地元産の黒米を使用して作られた「黒米サブレ」。
三代目の小麦を愛する思いを、“美味しさ”と一緒にお届けします。
商品名 | 【湘南藤沢小麦】湘南の地粉~“小麦の香り”を“美味しさ”とご一緒に~ |
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