鎌倉・御成町の工房からお届け
湘南の旬の食材を使ったジェラート

今年4月に一周年を迎えた鎌倉・御成町にあるGELATERIA SANTi(ジェラテリアサンティ)。
小道の突き当りにあるお店は、古民家を改修した白塗りの壁、木目を活かした温かみのある店構えは童話に出てくるような佇まいです。
店頭のショーケースは蓋付きのイタリア製。ジェラートは光や空気接触、温度変化に弱く、本場イタリアでも品質にこだわるお店で使われているそうです。

本場・イタリアの味を多くの人に広めたい
柔らかな甘さと香りをまとった本格派

オーナーの松本さん夫妻は世界50か国以上を旅して、現地の食や文化に触れてきました。
先進国を巡った際には、近い将来、大量生産・大量消費には限界が来ると感じたそうです。加えてイタリアでジェラートに出合い、その美味しさに感動したことが店舗設立の礎となりました。「イタリアを北から南まで旅をしましたが、日本のコンビニのような間隔でジェラート店があります」(松本さん)というから驚きです。「パン屋さんにパンを買いに行くようにジェラート屋さんにジェラートを買いに行く」という風景が日本にも根付くことを願って、本場イタリアで学び、独自のレシピを確立したのです。
こだわりぬいたイタリアンジェラートは、湘南の素材を中心に使っています。
お子さまにも安心して食べて頂きたいとの思いから、保存料・香料・着色料などの人工添加物を使用していません。果物や野菜には旬があるため、メニューは固定ではありません。なんと、年間を通して100種以上のフレーバーがあります！

SDGs※への取り組みは小さな一歩から
フードロスの削減と持続可能なサービスの確立を掲げて

イタリアンジェラートのおいしさを届けることと共に、フードロスの削減と持続可能なサービスの確立も同店の志すところ。
野菜や果物も出来るだけ県内産の自然栽培や無農薬のものにこだわっています。
地元の食材を使うことは、新規就農者の支援や経済の地域循環、また輸送や長期間の保存によるCO₂の発生を抑制することに繋がるからです。
自然環境に配慮した農法の共感できる生産者とタッグを組むことが基本的な考え方。実際に農園に足を運んで食材を選んでいます。「素材を仕入れる際には生産者の方とじっくりと話をさせて頂きます。SANTiの取り組みに賛同して頂ける方々と連動して、少しでも世界が変われば」と松本さん。
日本の農作物は、大きさのばらつきや多少の傷で出荷できないケースが多いという現状がありますが、廃棄の可能性がある素材を引き取り、オリジナルのジェラートに製品化しています。さらに、工房での生産量を調整してフードロスを出さないことを徹底しているそうです。

※SDGsとは…国連サミットで採択された、持続可能な世界を実現するための開発目標。地球上の誰一人として取り残さない社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に統合的に取り組みます。鎌倉市は国からSDGs未来都市に選定されています。

素材そのものをいただいている食感
湘南エリアのイベントにも出店

イタリアでは定番というピスタチオを頂いてみましたが、これまで食べてきたジェラートのようにシャリシャリしていないことにビックリ。「お客さまからもそういったお声を聞くのですが、イタリアのジェラートはシャリっとしていないんです。なので、私たちは本来のなめらかなジェラートを提供しているだけで、特別なものを作っているわけではないんです(笑)」

濃厚なアイスクリームのようでもあるけれど、さらっと舌の上で消えてしまいます。後味はすっきりとして、重くない不思議な感覚。おやつタイムに立ち寄っても夕飯に響かない感じが嬉しいです。
このさらりとした感じが、添加物を使っていないことなのだと気付かされます。

もし、この先イタリアに旅することがあってSANTi のジェラートを食べたときくらい、感動できるでしょうか？　私にはいまのところ、その自信がありません。

2021年1月より、ジェラートケーキが仲間入りしました！
特別な日のお祝いに、ご家族がおそろいの日にどうぞ

旬の素材を贅沢に使ったGELATERIA SANTiならではのジェラートケーキは、フレッシュな香りと最後の一口まで感動的な美味しさに気持ちが満たされます。お誕生日や入学祝いなど、ギフトにも喜ばれる「季節のフルーツジェラートケーキ」「ピスタチオケーキ」をご用意しました。
クリスマスのシーズンはお早めにどうぞ！

＜続報＞GELATERIASANTiさんは、2019年8月31日～9月1日に開催された「ジェラートワールドツアージャパン2019横浜」で出品した「ローズマリーハニー」で見事2位を受賞されました。

ジェラートに対する思いがたくさんの人に届いたことを心よりお祝い申し上げます。