【糸工房もくもく】一期一会の手染めシルク糸
糸工房もくもく
一期一会の手染めシルク糸
手染めのシルク糸を製作している「糸工房もくもく」。
藤沢市辻堂西海岸は、潮風が漂う海のほど近くにあります。
工房に一歩入ると、目の前に並ぶ色鮮やかな手染め糸の美しさに目を奪われます。
シルク糸を染めているのは、NPO法人 木曜クラブが運営する生活介護事業所に通う利用者のみなさんです。
一人ひとりの感性で思いのままに手染めされたシルク糸は、色彩豊かで、機械染めでは表現できない独特の美しさを持ち合わせています。
二つと同じものがない「一期一会の手染めシルク糸」をご紹介します。
手染めシルク糸が出来上がるまで
利用者さんが約2週間をかけて生み出すシルク糸は「パネル染め」という手法で作られます。
【1】シルク糸を編み機で500段編み、布状に仕立てる。 | 【2】織った布を木枠に貼る。大体の塗る目安としてテープで帯状にマスキング。 | 【3】筆で染め付け。自然な滲みにより色と色の境目が複雑に混ざり合っていく。 |
【4】マスキングを剥がして丁寧に仕上げ。後はしばらく乾燥させます | 【5】色止めをして蒸し器(=写真)で蒸し、再度乾燥。 | 【6】布状のシルクをほどき、スチームを当てながら巻き取ってちぢれを伸ばす。 |
【7】(6)の工程を3回繰り返し、強度を増すための蝋引きをして巻き取れば完成です。
このように、手間のかかる作業を数名の利用者さんが最初から最後まで丁寧に進めていきます。
各々の染め加減で濃淡が表現されるため、仕上がりは千差万別。
「一期一会の手染めシルク糸」が出来上がります。
▲染め上げた布のアップ。筆に着いた染料の量や塗り方による濃淡が、手染めならではの個性を糸に与えています
人と人を繋げ広がる手染めシルク糸
▲「糸工房もくもく」職員の皆さん。(写真中央=工房責任者・白男川さん)
「利用者さんが地域で豊かに暮らし、自分らしく楽しくできる仕事は何か?」という課題から始まった手染めシルク糸づくり。
完成度の高い作品が次々と出来上がる一方で、なかなか魅力を発信できず、工房は沢山の在庫を抱え困っていたそうです。
販路を模索している中、近隣のイベント会場で手染め糸を販売した時に転機は訪れました。
会場にいた一人のものづくり作家さんが糸に魅力を感じ、作家仲間の間で話題にしたことから、徐々に作家から作家へ繋がり始めました。
▲糸が注目を集めるきっかけを作った「Smalleat」重野さん。(2019年6月21日、同工房で開催された手作りマルシェにて。写真右は作品)
多くの作家が口をそろえて語る「手染めシルク糸」の魅力は、グラデーションの複雑さと深み、そして発色の美しさ。
糸からインスピレーションが湧き、作品作りにも反映されているそうです。
作家さんもお墨付きの手染めシルク糸。
見ているだけでも美しさにうっとりするその魅力を是非、手に取って感じてください。
「糸工房もくもく」さんのInstagramアカウントはコチラ。作品例などもいっぱいで参考になります! ⇒ @grisgristujido
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糸工房 もくもく (いとこうぼうもくもく)
【糸工房もくもく】一期一会の手染めシルク糸
NPO法人木曜クラブが運営する生活介護事業所で、「やったね」と感じられる日中活動の1つとしてシルク糸の手染めを行っています。初めから終わりまで手間のかかる工程を利用者さんたちが協力し合って手掛けており、手染めならではの美しい色合い、千差万別、一期一会の仕上がりが魅力です。
「糸工房もくもく」と名付けられた同ブランドのシルク糸は、地元中心に多くの手作り作家さんに愛用されています。
手芸やアクセサリー作りはもちろん、お子様の工作、ラッピングにも。使い方次第で素敵なアクセントとなります。
商品名 | 【糸工房もくもく】一期一会の手染めシルク糸 |
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送料 | 手染めシルク糸 選りすぐり5色…全国一律250円 手染めコットン生地…全国一律360円 【この商品はポストへのお届けとなります。到着まで1週間前後かかる場合がございます。ご了承ください】 |
その他 | ※手染めの風合いを生かした商品です。また、モニター表示の性質上、商品の画像が実際の色合いと多少異なる場合が有ります。お客様都合(思った感じと違うなど)による返品・交換は応じることができません。予めご了承ください。 ※とことこ暮らしより発送いたします 【お取り扱い上のご注意】 ※全ての商品に色止め加工を施していますが、色落ちする場合もありますのでご注意ください。 |