無添加「湘南みゅーあカレー」

“学食”の人気カレーをいつでもご自宅で
子どものことを考えて、お母さんが作りました

野菜と果実の旨味がギュッと詰まったやさしい甘さのカレー
ゴロッと入ったチキンはとっても柔らか。
味の決め手は、トマトとリンゴピューレ。
隠し味にヨーグルトも入っています。
甘み・酸味・スパイス感のバランスが絶妙で、小さなお子様にも食べやすいおいしさです。

野菜の旨味が溶け込んだ、優しい甘さのカレー

この「湘南みゅーあカレー」を開発・販売しているのは、
学校法人湘南学園(藤沢市鵠沼松が岡)のカフェテリアを運営するNPO法人「湘南食育ラボ」の皆さん。
メンバーは同校の保護者有志で、2013年11月、同校創立80周年を記念してカフェテリアを新設する際に、立ち上がりました。

カフェテリアができる以前は、学校内に食堂はありませんでした。
創立記念事業を検討する際、勉学やスポーツに励む子どもたちに、「手づくりの温かい食事を食べさせてあげたい」という思いが集まり、カフェテリアの建設が決まりました。
2011年の東日本大震災もきっかけの一つでした。
災害時、地域の拠点となる「場所」としての役割はもちろん、手づくりの温かい食事と共に安心と元気を届ける支援の必要性を感じたそうです。
こちらのカフェテリアは、普段から一般の人も利用でき（受付でカードの発行が必要）、実際に地域の方が食事を摂ったり、テータイムを過ごしたりする光景も見られます。

湘南学園のカフェテリア

カフェテリアで実際に調理しているのも、お母さんたち。

カフェテリアの設立が決定し、運営を担う企業を模索する中、保護者の間で「カフェテリアで提供する食事は、実際に親御さんが作ったものが良いのではないか」という意見が多く挙がりました。
そこで、保護者の有志が、NPO法人「湘南食育ラボ」を結成。
学食サービスなどを手掛ける企業とのコンペティションを勝ち上がり、保護者による運営が実現したのです。
その時コンペで実際に提供した料理が、「けんちん汁」ともう一つ、今回ご紹介する「カレー」でした。

“ゆう子さんカレー”がルーツ
無添加で安心・安全。非常食としても重宝

湘南食育ラボのメンバー。向かって右から2人目が原田さん。

このカレーの生みの親は、同法人副理事の原田ゆう子さん。
原田さんのお子さんが学生だった時代に、学友たちを家に招き、このカレーを振る舞っていたそうです。
子どもたちの間で“ゆう子さんカレー”として親しまれていたレシピをベースに、
｢安全な食材で、予算内で大量に調理でき、おいしく、栄養バランスが整っている｣という条件をクリアして完成しました。
具材は、チキンと玉ねぎ、エリンギなど。トマトをたくさん使っているのが特徴です。
野菜の甘みが溶け込んだ優しい甘さ、マイルドな口当たり。
化学調味料などは一切使用せず、調味料も品質の良いものにこだわりました。
無添加なので、小さなお子様から高齢の方まで安心してお召し上がりいただけます。

備蓄用の防災食としても利用できる。温めなくても食べられるので災害時に役立ちそう。

また、レトルト加工は、自然食品やカロリーコントロール食などの食品加工を手掛ける企業に依頼。無添加かつ2年間の賞味期限を実現し、備蓄できる非常食としての機能も持たせました。温めなくても食べられるので、非常時に重宝しそうです。

商品名の「みゅーあ」はアメリカのナチュラリスト、ジョン・ミューア（John Muir 1838-1914）にちなんで命名。“自然保護の父”と称される彼の、自然を愛する心に敬意を払い、｢安心･安全な自然食品である｣という思いが込められています。